今日は常日頃思っている自分なりの考えを書きたいと思います。
タイトルの通りですが、ウサギとカメのウサギが本気を出したらまず勝てないでしょう!
と思いませんか?陸路ではなく水路なら勝てるだろう!とかは無しにしましょう。
話の本質とずれるのでw
ウサギとカメのおさらい
まずはウサギとカメの話をおさらい。
あらすじ
ある時、ウサギに歩みの鈍さをバカにされたカメは、山のふもとまでかけっこの勝負を挑んだ。かけっこを始めると予想通りウサギはどんどん先へ行き、とうとうカメが見えなくなってしまった。ウサギは少しカメを待とうと余裕綽々で居眠りを始めた。その間にカメは着実に進み、ウサギが目を覚ましたとき見たものは、山のふもとのゴールで大喜びをするカメの姿であった。
教訓
過信(自信過剰)して思い上がり油断をすると物事を逃してしまう。 また、能力が弱く、歩みが遅くとも、脇道にそれず、着実に真っ直ぐ進むことで、最終的に大きな成果を得ることができる。
ウサギとカメを現実世界の人に置き換える
一歩踏み込んでというか比喩表現を元に戻して
ウサギとカメを人に置き換えて考えてみる。
登場人物は以下の2タイプでしょうか。
- 居眠りをするウサギ = 才能はあるが努力をする人
- 歩き続けるカメ = 才能はないが努力する人
この両者が勝負をすればカメが勝つ。
それがイソップ寓話上でのお話。
では現実世界で考えると登場人物はどうなるでしょうか。
細かく分けていてはキリがないのでこの4タイプで考えてみる
ざざっとわけると以下の4タイプです。
- 居眠りをしないウサギ = 才能があり努力をする人
- 居眠りをするウサギ = 才能はあるが努力をしない人
- 歩き続けるカメ = 才能はないが努力する人
- 歩き続けられないカメ = 才能はないし努力もしない人
この中で成果をあげられる人、ゴール早くたどり着く順に並べたい。
やはり居眠りをしないウサギが一番早い
ゴールに早く着くであろう順に並び替えると以下のようになりました。
- 居眠りをしないウサギ = 才能があり努力をする人
- 歩き続けるカメ = 才能はないが努力する人
- 居眠りをするウサギ = 才能はあるが努力をしない人
- 歩き続けられないカメ = 才能はないし努力もしない人
間違いなく居眠りをしないウサギが一番にゴールするでしょう。
才能を持ち、努力を怠らない超一流の人には
努力をし続ける凡人では勝てないでしょう。それが現実である。と私は思っています。
しかし、逆にどんなに才能を持ち合わせている人でも
何もせずにいれば、「努力を怠らない普通の人」に敗れてしまうことは往々にあるでしょう。
私は努力が嫌いではありません。むしろ好きです。
ですが、努力では「超えられない何か」というものを数々経験してきました。
生まれ育った環境、生まれ持った能力などなどそれは個々人によって大きく異なるでしょう。
しかしそのことに嘆いて手を拱いていていたり、腐ってしまっては
やはり、ただの「歩き続けられないカメ」なのです。
私は歩き続けられるカメでありたい
自分で言うのもなんですが私は自分自身の才能や能力については
ある程度客観的に見られていると思っています。
その上で私は自分はカメの側の人間であると思っています。
私がウサギ側の人間であれば、こんな弱小ブログを毎日書いてはいないでしょう
というのが何よりの証拠ですねw
上には上が、下には下がいます。走り続けるウサギには勝てないかもしれない。
それでも自分のできることに全力で取り組む。
私はそんな「歩き続けられるカメ」でありたい。
余談:あくあ的、現代版ウサギとカメ
このウサギとカメと同じ教訓を与えてくれた漫画を紹介。
ピンポン (1) (Big spirits comics special)
- 作者: 松本大洋
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1996/06
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 71回
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松本大洋さんの「ピンポン」です。
(以下、ネタバレなので興味のある方は見ない方がよいかもです)
この作品の主人公、星野(ペコ)は卓球の類い稀なる才能を持ちながら
努力することを怠り、幼馴染み佐久間(アクマ)にコテンパンにやられ堕落していく。
そして、コテンパンにやられた幼馴染みは親友の月本(スマイル)にコテンパンにやられる。
そんな中、結果としてペコは卓球から去ろうとするのですが
アクマに説得されて再起をはかる。
最終的にペコは持ちうる才能と努力の成果を発揮し全国大会で優勝し 大人?になったペコは日本代表まで上り詰めます。
挫折して立ち直るまでのペコはまさに「居眠りをしていたウサギ」で
復活後のペコは「走り続けたウサギ」であると言えるのではないでしょうか。
私はこの漫画が大好きです。
読んだことのない方は是非読んでみて下さい。
この現実世界の真理について考えさせられる作品です。